BINBINらくだ別荘

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ビーイング系が好きな話 音楽の原体験

俺にとっての音楽の原体験っていうのは、ビーイング系なんだよね。代表的なところではZARDとかWANDSとか、B'zもまあそうかな?B'zは「B'zというジャンル」って気もするが。

 

ビーイング系の魅力っていうのは何だったんだろうかって考えると、本格的なロックやポップスほど強いアクは無く、歌謡曲に比べるともう少し洗練されている(実際は洗練されている「感じ」)

様々なジャンルの音楽のちょうど中間地点にあるような感じだったんだ。だからこそスッと心に入ってくる、メロディも歌詞も難しくなくさわやかで聴きやすい。カラオケでも歌いやすい。

もちろん個々のアーティストをガッチリ聴きこめば多様な個性を持っていたとは思うけど、基本的には控えめであまり自己主張をしない、70点の優等生みたいな音楽なんだ(俺が大好きなZARDなんかまさにそうだね)。

だからこそ誰でも非常にとっつきやすく、また当時のCDの常識的な販促だったドラマ・CMなどのタイアップ戦略との相性も良かったので他メディアを巻き込んで大旋風を巻き起こしたんだろう。

 

ビーイング系アーティストは音楽番組等への露出が極端に少なくパーソナルな情報なども隠されていたけれども、楽曲のほうはドラマ・CM・アニメなどいたるところに進出していたからね。

 

※そういう風に曲も売り方もハッキリ大衆を狙い撃ちしているところが、逆にへヴィな音楽ファンからはそっぽを向かれがちだったなのではないでしょうか。よく知りませんが。


ま、当時子供だった俺にはそんなことは関係なく、もう神のお告げを聴く者のごとくビーイング系の音楽にハマりこんでいた。

当時はMDも無いしCDを買う金もあまり無かったから、ラジオでお目当ての曲がかかるのをひたすら待って、それをテープで録音したものを繰り返し繰り返し聴いていたんだよ。しかもAMの音源でも聞ければとりあえず満足してたね。

 

令和の今となっては信じられない話ですが。


結局今でも俺が邦楽で大好きなアーティストの大半はビーイング系のままだ。ZARDWANDSDEEN・FOV(B'zはやっぱちょっと違うな…)あたりの曲を聴くともう胸が踊りだして仕方がない。

2000年代だとガーネットクロウなんかが完全にツボだな。

 

どんなものでも子供のころの原体験っていうのは大事なのだねえ。